いよいよ最終章、『バッハ入門』シリーズの最後を締めくくる、平均律第1巻後半が始まります。
これまで、2声インヴェンションと3声シンフォニア、そして平均律の前半を学び、バッハがいかに「音の言葉」「音の色合い」を通して音楽の宇宙的世界を私たちに教示して来たかを学んで来ましたが、後半もプレリュードとフーガという枠を超えた次元での「音の言葉」を探求します。
このシリーズから初めて受講される方にもお勧めです。必ずバッハは、あなたの心に響く感動を与えてくれるでしょう。
第1回 1月16日(火)
13.Fis-dur (嬰ヘ長調)
プレリュード 最も♯の多い優しさと穏やかな光りに囲まれて
フーガ シンメトリックなテーマ
14.fis-moll(嬰ヘ短調)
プレリュード 苦悩と不安に満ちて…。
フーガ 『報われざる努力』
第2回 1月23日(火)
15.G-dur (ト長調)
プレリュード 輝かしさと生気に溢れ
フーガ 演奏する楽しみに満ち
16.g-moll(ト短調)
プレリュード 厳格な3声のアリオーゾ
フーガ バロック音楽の特徴を持つ調
第3回 1月30日(火)
17.As-dur (変イ長調)
プレリュード 荘重で儀式的に
フーガ 崇高な温かさ
18.gis-moll(嬰ト短調)
プレリュード 平均律にのみ使用した調
フーガ 主題はロマン的な特徴
第4回 2月6日(火)
19.A-dur (イ長調)
プレリュード 明るい春の調として
フーガ 異例のテーマと独特な構成
20.a-moll(イ短調)
プレリュード 活気に充ちた調
フーガ 異常な長さ
第5回 2月13日(火)
21.B-dur (変ロ長調)
プレリュード 稀にしか使用しなかった調
フーガ 無邪気さまで高まる規則正しい舞曲
22.b-moll(変ロ短調)
プレリュード 葬列の印象
フーガ 平均律二つ目の5声のフーガ
第6回 2月20日(火)
23.H-dur (ロ長調)
プレリュード 特別の色調を与えなかった調
フーガ 独自の内面的美しさ
24.h-moll(ロ短調)
プレリュード 前古典派のソナタの形式
フーガ 『いばらの冠』のテーマ
第7回 2月27日(火)
平均律第1巻のふり返りとまとめ
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