Salon La Campanella

イベントスケジュール

弘中 孝×三船 文彰
ロマンティシズムの極致 Part2
〜ショパンとフランクのチェロソナタ〜

弘中孝氏は、日本を代表するピアニストの一人です。
日本音楽コンクール第1位、大賞、安宅賞を同時に受賞されただけではなく、数々の国際コンクールで受賞されました。ソロ活動だけではなく40数年に亘って桐五重奏団のピアノを受け持ち、日本の室内楽分野で大きな功績をおさめてこられました。しかし、関西ではその演奏をお聴きする機会は少なかったのですが、今回、岡山を中心として音楽活動をされているチェロの三船文彰氏とのデュオで聴ける貴重なコンサートが実現しました。
プログラムも大変美しくロマンティックなものです。芸術の秋にふさわしい格調高いコンサートを是非お聴き下さい。

開催日時 11月4日(土)
18:30開演(17:30開場)
料金 ¥3,500(全席自由)
プログラム F.ショパン・チェロソナタ ト短調 Op.65
C.フランク・チェロソナタ イ長調 
お問い合わせ 06-7710-8948 or 090-3948-2085
◎ プロフィール ◎

 弘中 孝(Takashi Hironaka)
 6歳からピアノを始め、東貞一、井口愛子、井口基成の諸氏に師事。桐朋学園に学ぶ。
 1961年 第30回日本音楽コンクール第一位、特賞並びに安宅賞を受賞。その後ヴァン・クライバーン国際コンクール入賞。シフラ国際コンクール第1位。ロン=ティボー国際コンクール第4位入賞。
 1963年〜1965年 フルブライト給費留学生としてジュリアード音楽院に留学、S.ゴロニツキー教授に師事。
 1966年〜1969年 マルセイユ音楽院にてP.バルゼビ氏に師事。
 1969年〜 本格的な演奏活動を開始。オーケストラとの共演、リサイタルや室内楽の分野でも1974年に結成した桐五重奏団を中心に国内外で活躍。また国際コンクールの審査員、音楽祭ディレクターをつとめるなど、現在に至るまで多彩な活動を続けている。
 2013年3月まで東京音楽大学教授として後進の指導にあたる。
これまでに、ソロCDアルバム「ブラームス:ピアノ作品集」「ブラームス:ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ/シューマン:交響的練習曲」をリリース。各方面から高い評価を得る。

 三船 文彰(Bunsho Mifune)
 1954年台湾台南県新営に生まれる。14歳の時に抽象画家だった父劉生容が画業を広げるため、一家で日本に移住。岡山朝日高等学校を経て、国立台湾大学歯学部卒業。岡山大学口腔外科助手を務めたのち、31年前より岡山市益野町で歯科医院を開業。 幼少より父からヴァイオリンの手ほどきをうけ、14歳のときにチェロに転向。チェリスト岩崎洸の導きで、名教師故斎藤秀雄の最後の門下生となる。以来多くの日本を代表する音楽家との交流を始める。
 近年チェロの演奏の他、音楽プロデューサーとして、「劉生容記念館」を拠点に、内外の一流の演奏家を招いての一期一会のコンサートをこれまでに100回近く企画し、すべて成功に導いた。中でも伝説のピアノの巨匠ルース・スレンチェンスカの日本初演から80歳記念コンサート、2017年まで合わせて数十回のコンサートを手掛け、製作した「ルース・スレンチェンスカの芸術」13枚のCDはいずれも「レコード芸術」誌で絶賛された。千年の醍醐桜奉納演奏などの歴史に残る多くのエピソードとともに、ピアノ演奏史に豊饒なる1ページを付け加えた。
 また、名ヴァイオリニスト久保陽子を招いて、台湾の台南市の奇美博物館蔵の数本の銘器を使った「銘器コンサート」を台湾と岡山、東京で多数開催。近年、名ピアニスト弘中孝らとともに、ブラームスの「ピアノ五重奏」などの室内楽をも共演。
 2011年12月 東京の求道会館で、(一社)大学女性協会主催の東日本大震災慈善チェロリサイタルを行い、皇后陛下ご臨席の栄誉を賜る。
 2013年12月 御所に招かれ皇后陛下とシューベルトのピアノ三重奏曲を演奏。
 2014年  名ピアニスト弘中 孝と岡山、東京、台湾で「ロマンティシズムの極致」のタイトルでフランクとラフマニノフのチェロソナタを演奏。
 2015年/16年 台南の奇美博物館で館蔵のチェロの銘器11本で演奏を行う。
 2017年  岡山林原美術館にて第5回ギャラリーコンサート(「チェロの名曲-フランス篇」)。岡山後楽園能舞台にて、「チェロと25弦箏の競演」コンサート山陽音楽コンクール、台湾全国室内楽コンクール第1位。岡山県芸術文化賞受賞。
 2018年4月21日に東京サントリーホールの大ホールにて、「奇蹟のピアニスト、ルース・スレンチェンスカ ピアノリサイタル」を開催予定。

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